研究概要 |
1.SEWAメンバーの資産形成実態調査 本年度9月にSEWA(Ahmedabad, India)を訪問し、SEWAによる各種の支援活動が、女性自営業者の資産形成に、どの程度貢献しているのかを調べる調査のデザインについてSEWAスタッフと検討を重ねた。既にSEWAのプロジェクトスタッフによって実施されていたパイロットスタディを基に討議し、サンプル方法、サンプル数など調査実施方法を決定、調査票を完成した。同年10月より現地プロジェクトスタッフにより本調査を次の通り実施した。 (1)地域:Gujarat州、BanaskanthaおよびKheda地区 (2)サンプル数:計600 Banaskantha 300(SEWA members 150,Non SEWA members 150)Kheda 300(SEWA members 150,Non SEWA members 150) (3)サンプル抽出法:SEWA members-ランダム抽出 Non SEWA members-サンプル抽出された上記SEWA membersと類似した環境にある女性で、SEWAのメンバーではない者を任意に抽出。 (4)実施期間:2001年10月〜12月 (5)使用言語:Gujarati 2002年1〜3月に、上記調査の結果をSEWAスタッフが英語に翻訳した。目下、翻訳結果のチェックを行なっている。今後、データ入力を行い、PCソフトのデータベースを作成する予定。当該ソフトの集計用マクロも同時に作成し、集計、解析を行う。また、PCによって更に多面的分析をする。 2.新たな経済発展理論の構築 性の二重性を考慮した経済成長・発展モデルの簡易版を博士論文に載せたが、そのモデルの比較静学について研究した論文(裏面参照)を著した。目下、金融機関を含めたモデルに拡張すべく研究中。
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