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2001 年度 実績報告書

種々の関数空間における因数分解の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13874027
研究種目

萌芽的研究

研究機関東京女子大学

研究代表者

宮地 晶彦  東京女子大学, 文理学部, 教授 (60107696)

研究分担者 近藤 武  東京女子大学, 文理学部, 教授 (20012338)
大阿久 俊則  東京女子大学, 文理学部, 教授 (60152039)
キーワードハーディ空間 / A_p荷重 / 合成積 / 特異積分 / チェザロ作用素 / 重み付き不等式
研究概要

この研究課題は,2001年10月に追加採択の通知があり,本格的に研究に着手したのがそれ以後であったため,今年度においては主として準備的な研究に終始し,研究課題自身についての具体的な成果は得られなかった.
準備的な研究として以下の研究を行った.(1)Hardyクラスにおける因数分解について,内山明人のマルチンゲールの因数分解法を再考察し,3分割法によるマルチンゲールに限らずk分割法(k≧3)のマルチンゲールでも適当な条件のもとに因数分解ができる見通しを得た.(2)A_p荷重関数の因数分解に関連して,R^nの一般の領域上でのA_p荷重について研究し,基本となる測度について適当な制限を設ければR^nのA_p荷重と並行の議論が成立することを確認した.(3)合成積に関する因数分解については,Huntによる合成積の有界性の研究を調べ,L^p空間だけでは問題設定が不十分でLorentz空間L^<(p,q)>を用いる必要があることがわかった.
他に,この研究課題に関連した研究として,R^nの一般の領域上での重み付きHardy空間の研究,有界区間上での特異積分作用素の重み付きHardy空間での有界性の研究,1変数のCesaro作用素のHardy空間での有界性の研究,を行った.R^nの一般の領域上での重み付きHardy空間の研究と有界区間上での特異積分作用素の重み付きHardy空間での有界性の研究は,Teistungen(ドイツ)で開催された研究集会'Function Spaces, Differential Operators, and Nonlinear Analysis'において発表し,'Weighted Hardy spaces on a domain and its application','A transplantation theorem for Jacobi series in weighted Hardy spaces'という2編の論文にまとめた.1変数のCesaro作用素のHardy空間での有界性の研究は'Boundedness of the Cesaro operator in Hardy spaces'という論文にまとめた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Akihiko Miyachi: "Remarks on Herz-type Hardy spaces"Acta Mathematica Sinica, English Series. 17巻2号. 339-360 (2001)

  • [文献書誌] Akihiko Miyachi: "Weighted Hardy spaces on a domain and its application"Function Spaces, Differential Operators and Nonlinear Analysis. (発表予定).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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