本研究の目的は、火山から放出する揮発性物質を火口や噴気孔から出る量と火山体から拡散放出する量とにわけ、両者の時間変化を火山の活動予測に結びつけることであり、まずは、国内の多くの火山拡散放出の測走を行ない一般的な特徴を捉え、特定の火山では時間変化からマグマ活動の変化との対応を探ることである。平成13年度には、当初の計画では薩摩碗黄島火山、桜島火山、阿蘇火山、九重火山・那須火山・伊豆大島火山、有珠火山など日本国内の活動的ないくつかの火山で、火口・噴気孔放出量と拡散放出量の測定を行なう予定であった。しかしながら、本課題は年度途中で採択きれたため、拡散放出量の測定のために新たに購入する設備備品「携帯用CO2フラックスメータ」の購入手続きが平成13年12月をすぎになり、装置は平成14年2月に納入された。この報告書を書く時点ではまだ観測研究を実施していないが、3月までに桜島火山と阿蘇火山で実施する予定である。両火山では、火山体を覆って面的に多数点測定をおこなうことにより、火山体からのガスフラックス分布図を作成し全放出量を積算して求め、将来的には、何度も繰り返して火口・噴気孔放出量と拡散放出量の測定を行ない、火山活動の推移と(火口・噴気孔旅出量/拡散放出量)の比との連動関係を調べ、火山ガス放出変化を利用する火山活動監視の基礎を築く。本研究の目的は、火山から放出する揮発性物質を火口や噴気孔から出る量と火山体から拡散放出する量とにわけ、両者の時間変化を火山の活動予測に結びつけることであり、まずは、国内の多くの火山拡散放出の測走を行ない一般的な特徴を捉え、特定の火山では時間変化からマグマ活動の変化との対応を探ることである。平成13年度には、当初の計画では薩摩碗黄島火山、桜島火山、阿蘇火山、九重火山・那須火山・伊豆大島火山、有珠火山など日本国内の活動的ないくつかの火山で、火口・噴気孔放出量と拡散放出量の測定を行なう予定であった。しかしながら、本課題は年度途中で採択きれたため、拡散放出量の測定のために新たに購入する設備備品「携帯用COフラックスメータ」の購入手続きが平成13年12月をすぎになり、装置は平成14年2月に納入された。この報告書を書く時点ではまだ観測研究を実施していないが、3月までに桜島火山と阿蘇火山で実施する予定である。両火山では、火山体を覆って面的に多数点測定をおこなうことにより、火山体からのガスフラックス分布図を作成し全放出量を積算して求め、将来的には、何度も繰り返して火口・噴気孔放出量と拡散放出量の測定を行ない、火山活動の推移と(火口・噴気孔旅出量/拡散放出量)の比との連動関係を調べ、火山ガス放出変化を利用する火山活動監視の基礎を築く。
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