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2001 年度 実績報告書

新規のチラコイド膜輸送機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13874113
研究種目

萌芽的研究

研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

西村 幹夫  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80093061)

キーワードカボチャ / アスコルビン酸ペルオキシダーゼ / ストロマ / チラコイド膜 / alternative splicing / 移行配列
研究概要

カボチャ子葉よりクロロプラストストロマ局在型アスコルビン酸ペルオキシダーゼのcDNAを単離した。そのcDNAは37アミノ酸からなるポリペプチドをコードしており、そのアミノ酸配列は先に単離したチラコイド膜結合型アスコルビン酸ペルオキシダーゼとC末端を除き完全に一致した。サザンプロット解析及びゲノム解析から、ストロマ及びチラコイド膜結合型アスコルビン酸ペルオキシダーゼのmRNAは1つの遺伝子からalternative splicingにより生じていることが判明した。また、イムノブロット解析から、両ペルオキシダーゼの発現量は光照射により大きく変動しており、このalternative splicingが光のよって影響を受けていることが明らかとなった。両ペルオキシダーゼの構造を比較したところ、チラコイド膜結合型酵素のC末端に70アミノ酸が付加されていること、その中に疎水性に富み、膜貫通領域と思われる配列が含まれていた。以上の結果から、チラコイド膜結合型アスコルビン酸ペルオキシダーゼのC末端70アミノ酸にチラコイド膜移行を担う配列が存在することが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuko Koumoto et al.: "Chloroplasts have a novel Cpn10 in addition to Cpn2O as co-chaperonins in Arabidopsis thaliana"J. Biol. Chem.. 276. 29688-29694 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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