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2001 年度 実績報告書

レイヤー間の連携を許す新たなインターネットアーキテクチャに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13875074
研究種目

萌芽的研究

研究機関九州工業大学

研究代表者

尾家 祐二  九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50167293)

研究分担者 堀 良彰  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (90264126)
池永 全志  九州工業大学, 情報工学部, 助手 (50284716)
川原 憲治  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (40273859)
キーワードレイヤ間連携 / インターネット / モバイルネットワーク / QoS / トランスポートプロトコル / 経路制御
研究概要

(1)モバイル環境におけるトランスポートプロトコルの性能改善
本サブテーマにおいては,IMT2000およびそれ以降の高速モバイルネットワークを対象として,データリンク層の情報をトランスポートプロトコルに伝える方式に関する研究を行った.IMT2000で用いられる通信方式の一つとしては,W-CDMAが3GPPにより規定されている.W-CDMAでは,伝送誤りが生じる無線リンクにおいて強力な誤り訂正技術を利用し,チャネル利用効率の向上をはかっており,このため誤り訂正符号化・複合化や再送を行うことにより有線環境と比較して伝送遅延が大きくなる.一方,これまでインターネットで広く用いられているトランスポートプロトコルであるTCPは,伝送誤りがほとんど生じない比較的広帯域・低遅延である有線網を想定しているため,高いフレームエラー率を持つ無線リンク上で通信を行う場合には,このTCPのフロー制御が有効に機能しない可能性がある.このような環境において,データリンク層とトランスポート層が連携する事により,受信端末のデータリンク層から得られる無線リンク状態に関する情報を利用したTCPのフロー制御手法について研究を行った.
(2)QoS制御のための経路制御
QoS提供や網資源の最適化のために,複数のレイヤにおける情報を利用した場合における性能改善の可能性に関して,予備的調査を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古閑 宏幸, 川原 憲治, 尾家 祐二: "ワイヤレス環境におけるリンクレイヤー情報を利用したTCPフロー制御"電子情報通信学会 技術研究報告. IN2001-190. 77-82 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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