(1)酸化スズをベースとして、数種の金属元素の組み合わせを用いて、微粒子を作製した。作製の際のパラメータとして、温度と圧力を取り上げた。その結果、分散性の最適化を行うことができた。 (2)ナノカプセルの鋳型となるブロック共重合体として、シリコンを含む共重合体の合成を試みた。 (3)ナノカプセルの構造解析の手法を確立するために、本年度はサイズが一回り大きい、マイクロカプセルの構造解析法について検討した。その結果得られた、原子間力顕微鏡を用いる方法やガラス転移点の変化を観察して内部構造を推測する手法は、ナノカプセルの表面構造及び内部構造の解析においてもそのまま使うことができると考えられる。(現在、論文投稿中)
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