研究概要 |
平成13年度の研究計画に従い,ヒトapo(a)トランスジェニックウサギ(hapo(a)ウサギ)とヒトLPLトランスジェニックウサギ(hLPLウサギ)の交配を行った。まず,筑波大学よりhapo(a)ウサギの雄とhLPLウサギの雄(それぞれF1)を導入した。ヒトapo(a)/ヒトLPLダブルトランスジェニックウサギ(hapo(a)/hLPLウサギ)の繁殖は,hapo(a)ウサギの雄とhLPLウサギの雌を交配することとして,第一に交配用の雌hLPLウサギの準備を行った。すなわち,hLPLウサギの雄と通常の雌ウサギを交配し交配用の雌hLPLウサギ(F2)を得た。生まれた仔ウサギは,hLPL遺伝子の有無についてPCRならびにSouthern Blotによる遺伝子解析を行うとともに,雌のhLPLウサギが5ヶ月齢になるのをまってhapo(a)ウサギの雄との交配を開始した。この間,基礎データの採取を目的に,生まれたhLPLウサギの体重,血漿脂質,LPL活性の測定を行った。これらhLPLウサギの繁殖成績ならびに体重,血漿脂質,LPL活性については,投稿準備を進めているところである。現在,実験に必要な数のhapo(a)/hLPLウサギを確保すべくhLPLウサギならびにhapo(a)/hLPLウサギの繁殖を継続して実施しているところである。
|