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2001 年度 実績報告書

精神分裂病原因候補遺伝子としての脳特異的新規リンクモジュール遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 13877151
研究種目

萌芽的研究

研究機関岡山大学

研究代表者

大橋 俊孝  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (50194262)

研究分担者 氏家 寛  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (90213420)
二宮 善文  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70126241)
キーワード精神分裂病 / リンクモジュール遺伝子 / CAリピートマーカー / 国際研究者交流(合衆国)
研究概要

平成13年度の実績概要を申請した計画にそって以下に記す。
1.BRAL1,Brevican両遺伝子構造解析、マイクロサテライトマーカー検索
BRAL1,Brevican両遺伝子構造解析により各エキソンのゲノミックPCRを設定することが出来た。両遺伝子構造を明らかにし両遺伝子がタンデムにつながり、遺伝子間はおよそ20kbであることが分かった。これは共通のリンクモジュールを持つ遺伝子が進化的に出来て来たことを示している。
また、Bruzstowicsら以外のPeltonenらあるいは本邦の精神分裂病患者家系において連鎖解析を行うために両遺伝子間または内にあるマイクロサテライトを検出し、そのマーカーのPIC値を計算する必要があった。Brevican遣伝子内にCAリピートマーカーHNCA2を検出し、本邦正常人DNAを使い、PIC値を求めたころ0.76と高い数値を得ることができた。この値は良好なマイクロサテライトマーカーとなることを意味し、連鎖解析に有用である。これらの結果はまとめて論文化(Acta Med.Okayama in press)することが出来た。
2.精神分裂病患者家系の連鎖解析
海外共同研究者のペルトネン教授はフィンランドの精神分裂病家系を多数もっており、染色体1番に連摩る家系があるかを検索している。Brzustowicz博士とは交渉中である。
3.Bral1ノックアウトマウスは既に作製できている。Phenotypeを現在解析中である。
以上は申請時の研究計画をほぼ実行出来ていることを示すものである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nomoto et al.: "Human BRAL1 and BCAN genes that belong to thr link-module superfamily are tandemly arranged on chromosome 1q21-23"Acta Medica Okayama. (in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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