研究課題/領域番号 |
13877209
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研究種目 |
萌芽的研究
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
藤野 幸夫 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (70219038)
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研究分担者 |
橋本 大定 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60092293)
星野 高伸 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (90201756)
下村 一之 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10235690)
宇田川 哲夫 富士写真光機株式会社, 医療事業部, 副事業部長
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キーワード | 腹腔鏡下手術 / フィンガーカメラ / HALS / レーザー治療 / 肝臓癌 / 低侵襲手術 / 超音波診断 / 小型プローブ |
研究概要 |
今回我々は腹腔鏡下での死角を減らし、観察、診断能力を高め、安全にHand-Assisted Laparoscopic surgery(HALS)を施行することを目的として、外科医の指先に装着する小型スコープのプロトタイプの製造と指装着型の小型超音波プローブを購入して臨床で応用した。 小型スコープは、そのカメラヘッド重量5gで先端を約40度斜め下方に向け、CCDカメラを装着したもので、ラテックス性の円柱型固定具で示指または中指の先端からその背側に固定して使用した。手背で多臓器を圧排しながら同時に指の屈曲の角度で近接臓器を観察できるように、さらに術者の親指と示指を用いて、腹腔内での操作が可能になるように形状を設定した。小型超音波プローブは日立メディカル社製のプローブを購入した。 これらの2種類の器具を使用して臨床症例において、病変の観察や手術方法について実際に検討した。症例は肝臓の悪性腫瘍の症例や脾臓腫瘍の症例などである。これらの経験から、小型スコープについては新しい形状の試作品を検討中である。この設定では斜視角度は60度から90度を予定しており、さらに光量をあげることで、腹腔鏡の補助がなくても十分観察可能であるように設定されている。またカメラ形状は指の背側に固定するのでなく、外側に固定する形状を予定している。小型超音波プローブは、さらに小型で薄型のものを製作する計画であり、形状はすでに決定し、現在プロトタイプを作成中である。 平成14年度は、さらに臨床応用数を増やして、検討する予定である。
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