研究課題/領域番号 |
13877269
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研究種目 |
萌芽的研究
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
玉舎 輝彦 岐阜大学, 医学部, 教授 (70079870)
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研究分担者 |
丹羽 憲司 岐阜大学, 医学部, 助手 (80218247)
伊藤 直樹 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (30184675)
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キーワード | エストロゲン関連レセプター(ERR) / ERRmRNA発現 / 子宮内膜 / 子宮内膜癌 / 先祖返り(脱分化) |
研究概要 |
オーファンレセプター、エストロゲン関連レセプター(ERR)はエストロゲンレセプター(ER)の遺伝子検索中に発見され、特に、胎盤、胎芽、胎児の発生発達中に、主に中胚葉器官を中心に発現していて、細胞のエネルギー代謝に関係しているとされてきた。そこで今回の研究に対して患者、大学倫理委員会の許可を得た後に検討を行った。ヒト子宮内膜(10例)を例にとり、ERR(α)mRNAの発現を検討したところ、1例も見出されてなかった。一方、癌化した場合、子宮類内膜癌19例中14例に検出され、先祖返り(脱分化)することによる発現と考えられた。子宮内膜癌でERR(α)mRNAの発現陽性例は分化型で9例中8例に、中分化型で2例中2例に、低分化型など7例中2例にみられ、その程度(分化度)とERR(α)の発現との関係は明らかでなかった。癌細胞の脱分化の進行と伴に、ER発現は低下し、ERのエストロゲン依存症からの逸脱することを考慮することと異なり、ERRは必然的に癌細胞のエネルギー代謝に関与している可能性が考えられる。
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