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2001 年度 実績報告書

市民への心肺蘇生法普及に関する教育効果の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13877388
研究種目

萌芽的研究

研究機関九州大学

研究代表者

漢那 朝雄  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00274465)

研究分担者 吉田 素文  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00291518)
キーワード心肺蘇生法 / 教育・啓蒙 / 自動除細動器 / PAD
研究概要

・心肺蘇生法に関する研究
消防機関ならびに日本赤十字社などのわが国で一般市民に心肺蘇生法を啓蒙教育する主機関において、新しい心肺蘇生法ガイドラインに沿った指導の開始が平成14年の4月からと大きくずれ込んだ。本研究の根幹をなす心肺蘇生法実習に関しては、研究計画調書ならびに交付申請書に予め断っていたように、研究途中で指導内容を変更することは研究上不適切であり、指導者側ならびに受講者に混乱を起こすことが強く予想されたため、開始していない.
心肺蘇生法実習研究を開始する準備として、本研究に対する協力していただける小学校2校を確保し、総合学習のなかで行うことで、同意を得ている段階である。また、研究デザインは、小学校の内部事情を考慮し、対象を小学生5年生あるいは6年生に対して行うこととした.
なお、本研究の準備にあたって、指導者として応急手当普及員の確保する必要がある.本研究の直接的成果ではないが、付加的成果として、応急手当普及員を支援するNPO法人立ち上げの準備が福岡市消防局主導のもとに始まった.
・一般市民による除細動器使用に関する研究
本研究の最終目標は、わが国でも米国や欧州諸国のように自動除細動器を用いた一般市民による早期除細動実現(PAD)に寄与することである。
研究計画調書ならびに交付申請書には気づいていなかったのだが、医師にも、除細動器の使用適応および使用に対する低抗感を示す者が意外と多いことを痛感した。
このため、一般市民による除細動に関しては、技術的なこともさることながら、心肺停止者に対して自動除細動器を抵抗なく使用できるかどうかの意識調査をまず行う必要があると考えた。現在、福岡市消防局とともに支援している応急手当普及員に対して、法的整備が整ったらという仮定のもと、自動除細動器を抵抗なく使用できるかどうかの意識調査を開始したところである.

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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