研究概要 |
平成14年5月28日岡山県立笠岡高等学校(国際科学コース)で,数学講座「数楽と数が苦の話-暗号にまつわるエトセトラ-」の出張講義を行った。8月7日岡山県大学ガイダンスセミナー意見交換会が岡山まきび会館にてあり,「少子化に向けての学内改革」として倉敷芸術科学大学のリメディアル教育の実情を紹介した。9月27日「リメディアル教育についての評価-サンプルデータ:倉敷芸術科学大学授業評価-」として,2002年度数学教育学会秋季年会於島根大学にて講演を行った。平成15年2月5日「高大連携としてのリメディアル教育-倉敷芸術科学大学の平成14年度前期授業評価-」を倉敷芸術科学大学FD講演会で講演した。9月12日岡山県立倉敷工業高等学校「クイズで学ぼう情報と数学の関係」を倉敷芸術科学大学における高校生体験実習を行った。9月27日「高校数学の教科書を読んで-数学I(三角比の章)-」2002年度数学教育学会秋季年会は,高等学校1年生に対する数学Iの新しい授業案を提案した。10月31日広島県立大門高等学校において1年生対象に文系理系の進路選択用に「大学へ行こう」の出張講演を行った。これらは高校における総合学習の教材研究の背景となる。 9月30日,「万葉集と算数-表記法・用字法にみる数理-」を倉敷芸術科学大学紀要にて発表したが,これを踏まえて11月10日「万葉集の中の数理ゲーム」を第9回数学史研究発表会於ベネッセコーポレーション大阪支社で講演を行った。11月22日「万葉集と算数」第2回日本数学教育史学会研究発表会於鳥取大学にて講演を行った。郷土数学の背景を探求するものである。 12月7日「浮世絵から数学を読み解く」を岡山オリエント美術館・数学教育学会共催2002年度数学教育学会秋季年会で市民向け講演を行った。 すべては,平成15年8月に倉敷市立美術館にて,「江戸文化と数の世界-錦絵とそろばん図-」12月加計美術館にて「江戸文化と数の世界-倉敷と和算と錦絵-」の2つの展覧会の企画へとつながる。平成15年度は3年間の研究成果として,展覧会の実施を策定している。
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