研究概要 |
昨年度に引き続き数式問題データベースを更新し,このデータベースを用いて,各教科の指導内容としての数式問題の取り扱われ方,試験問題としての数式問題の取り扱われ方等について解析し,数式問題の特徴を明らかにした。 (1)数式問題データベースシステム設計 数式問題のデータベース化については,各教科の数式問題の記述方法,入力方法,表示方法,検索方法を再検討し,データベースを一般に公開することを考慮し,クライアント・サーバ方式によるシステム開発を行った。 (2)数式問題の収集とデータ入力 昨年度に引き続き,入試問題から問題文及び正答率等をコンピュータに入力した。 (3)数式間題に関するデータのチェックと正規化? 昨年度と同様,入力された数式問題データを印刷し,チェックを行った。 (4)指導内容の分析・評価 各教科の数式問題の指導内容に着目し,教科書,補助教材等で,個々の数式問題がどのように取り扱われているかを分析した。また,教科書(指導内容)と入試問題における数式問題の取扱いに違いがあるかどうかを分析した。 (5)数式問題の構造分析・評価 高等学校の入試問題における各教科の数式問題の出題について分析した。数式間題の構造に着目した出題傾向の分析,頻出問題の分析,良質でない問題の分析・評価を行った。 (6)数式問題データベースの応用研究 数式問題データベースの応用研究として,インターネット上で数式の入出力ができるプログラムを開発した。
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