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2001 年度 実績報告書

電子式アンケートにおける発問・回答法と評価技法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13878032
研究種目

萌芽的研究

研究機関広島大学

研究代表者

北垣 郁雄  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (20016679)

研究分担者 大膳 司  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
長澤 武  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (30335690)
羽田 貴史  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (90125790)
小方 直幸  広島大学, 高等教育研究開発センター, 助教授 (20314776)
キーワードアンケート / コンピュータ / 質問項目 / システム開発 / データ解析 / ファジイ理論
研究概要

アンケートを電子化するシステムを構築している。そこでは,システム構成として,(1)アンケート制作者に項目のアンケートサーバーへの登録,(2)授業後の学生によるアンケートのダウンロード,(3)学生の回答と集計サーバーへのデータの送信,(4)データの集計と結果のディスプレイ,の4つのステップからなる。この設計に基づき,システム開発を行っている。特に,アンケートには,学生の回答負担をも考慮して階層構造をもたせている。アンケートの制作時には,一つの元項目に対し,複数の下位項目を付加することができる場合は,付加する。その際,その複数の下位項目は,全体として元項目と内容的にほぼ同等となるよう,制作するようにする。そして,学生には,元項目と下位項目のどちらか一方に回答を許すようにする。これにより,アンケートの回答負担を強く感じる学生は一つの元項目に回答し,より具体的な項目に回答したいと思う学生は下位項目に回答することになる。したがって,学生の回答負担を考慮したアンケートシステムであり,この構成を設計に取り入れている。また,元項目に対して,その下位項目が存在する場合,下位項目の提示手法の検討を行った。
元項目と下位項目の提示を,それぞれ画面の左側,右側に表示するとき,下位の表示を希望するだけ表示するか,それとも常時表示するかの比較検討を行っている。30名ぐらいの被験者に実験を行ったところ,希望したときだけ下位項目を表示するほうが好まれること,が有意であることがわかった。現在,システム構築が8割ほど終了し,今後ののちは,実験試行の段階に入る予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ikuo, Kitagaki: "A Sophisticated Method of Questionnaires of Classroom Using a Computer and a Survey of the Format"Proc. of 2^<nd> Inte'l Conf. Technol. based on High. Educ. and Train.. (CD-ROM). 92-96 (2001)

  • [文献書誌] 北垣, 郁雄: "電子アンケートの書式の評価と発問構成"電子情報通信学会教育工学研究会. ET2001. 83-88 (2001)

  • [文献書誌] Ikuo, KITAGAKI: "A Computer-based Questionnaire System for Classroom Evaluation in Higher Education and Answer Data Processing Using Fuzzy Integral"3^<rd> Inte'l Conf. Inform. Technol. based on High. Educ. and Train.. (to-appear). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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