1)電子メールによってアメリカ合衆国の研究者にインターネットを用いる教育についての問題点についてのアンケート調査を行う。(平成13年7月) 2)上記アンケートに基づいてアメリカ合衆国のカルフオルニア大学ロスアンゼルス校ニューメディア・ラボ所長スティーヴ・ロッソン氏、インストラクティブメディア・ラボ所長ドワイト・ワシントン氏、ハワイ大学デジタルメディアセンター所長ジョン・ナカソネ氏と面談し聞き取り調査を行う。(平成14年2月) 3)電子メールによるアンケート調査、聞き取り調査の際の録音テープを整理し、検討する。(平成14年2月) 以上の調査・研究によって得られた知見は、1)小・中学校でインターネットを教育に用いる場合、サーバーそのものにフィルタリングをかけるなどして、有害情報にアクセスできないようにしている2)インターネットはあくまで教室で直接行う授業の補助として位置づけ、これを授業の代替と考えていない。つまり、これによって省力化したり、省人化をしようとは考えていない。3)インターネットやメールを使った遠隔教育は、従来の郵便による通信教育と同じくらいの脱落者が出る。
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