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2001 年度 実績報告書

社会言語地理論の可能性:コミュニケーション地域に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 13878048
研究種目

萌芽的研究

研究機関神田外語大学

研究代表者

ファン 村岡 サウクェン  神田外語大学, 外国語学部, 助教授 (70327188)

キーワードコミュニケーション / コミュニケーション地域 / 社会言語学 / 言語地理学 / 香港人
研究概要

平成13年度は、まず国内と海外における言語地域論関連の先行研究を集め、コミュニケーション地域の概念を整理してみた。予備調査として、6月に所属大学の留学生3名(韓国人、フィリピン人、デンマーク人各1名)に協力してもらい、日本人とのインターアクションから気づいたコミュニケーション問題についてインタビューを行った。データ化にした資料に基づき、言語管理と接触場面研究の詳しい千葉大学の先生に意見を求めた。
11月に入り、本調査で有効なデータを収集するため、方法論について体系的な整理を試みた。成果は次の本(共著)にまとめた。
S. K. ファン(2002)「対象者の内省を調査する(2):フォローアップインタビュー」J. Vネウストプニー、宮崎里司共編『言語研究の方法』くろしお87-95ページ
13年度の後半は対象地域のうち広東語母語話者への調査を始めた。香港人の一員としてまず研究者自らの経験から出発し、スイッチオン、参加者、形、媒体の4つのルールを中心に日本人の言語外コミュニケーションについて分析した。分析結果は次の紀要に発表予定である。
S. K.ファン(2002,印刷中)「香港中国人から見た日本人の日語外コミュニケーション」『神田外語大学日本研究所紀要第3号特集:アジア文化と日本文化の諸相』神田外語大学日本研究所
現段階では広東語の対象者1名への質問調査とインターアクション調査を実施したが、これからは調査者の数を増やし、収録した談話資料を文字起こし専用のトランスクライバーによってデータ化し、広東語話者のコミュニケーションの特徴を明らかにすると同時に日本人のコミュニケーション様式との関連を見いだしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.K.ファン: "対象者の内省を調査する(2):フォローアップインタビュー"言語研究の方法. 87-95 (2002)

  • [文献書誌] S.K.ファン: "香港中国人から見た日本人の言語外コミュニケーション"神田外語大学日本研究所紀要. 第3号(未定). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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