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2001 年度 実績報告書

遠隔連携型ビデオクリップ・オン・デマンドの基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 13878055
研究種目

萌芽的研究

研究機関名古屋大学

研究代表者

安田 孝美  名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (60183977)

キーワードビデオ・オン・デマンド / RDF
研究概要

13年度においては、ハードウェア的実験環境の基盤整備と、実験素材となるビデオクリップ群の生成と登録のためのソフトウェア開発を行った。具体的には、以下の2項目を実施した。
(1)グラフィック・ワークステーション(GWS)を主ビデオクリップサーバとし、パーソナル・コンピュータ(PC)1台を副サーバ、もう1台を遠隔にネットワーク接続されているクライアント・マシンと見立てた実験環境を構成した。実験環境の確立にあたり、次の事項を検討した。・ビデオやCGなどの動画情報をストリーミング配信する場合の、通信回線に見合った適切な動画ファイル・フォーマットと容量の検証・利用可能な送受信用ソフトウェアの検証 これらの実験・検証の結果、家庭用ビデオで撮影された動画像をリアルビデオフォーマットに変換し、リアルビデオサーバにより配信することで、実用上問題のないビデオ配信が可能なことを確認した。
(2)ビデオクリップの属性やクリップ間の関係を関連づけるためのRDF用タグと、入力タスクを軽減するためのGUI(Graphical User Interface)の基礎的検討を行った。本研究で扱うビデオクリップは教材用として制作されたものに加え、ニュースやテレビ番組など他の利用目的に作られたものを再利用することも考慮している。そのためビデオクリップ自身の特徴を属性情報として記述することは重要な問題である。また、本研究では本来別のビデオに存在する複数の部分を合成して新たなビデオを動的に作り出すことを目指しているため、ビデオクリップ間をRDFによって効率よく関連づける必要がある。この際、ビデオクリップ間を関連付けるRDFによる有向グラフは複雑になり、GUIによる視覚的に理解しやすいインタフェースは必要不可欠のツールとなる。このためのソフトウェア開発もあわせて行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 入部百合絵, 安田孝美: "分散型VODにおける SemanticWeb の提案及び同期型表示インタフェースの構築"電子情報通信学会MVE研究会資料. MVE2001-52. 67-72 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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