研究課題/領域番号 |
13878160
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研究種目 |
萌芽的研究
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
小浜 一弘 群馬大学, 医学部, 教授 (30101116)
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研究分担者 |
熊谷 啓之 群馬大学, 医学部, 助手 (20321945)
中村 彰男 群馬大学, 医学部, 助手 (30282388)
石川 良樹 群馬大学, 医学部, 講師 (20212863)
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キーワード | バニロイド受容体 / 受容体分布 / cDNA / 発現 / カプサイシン / Ca測定 |
研究概要 |
本年度は研究のスタートに当り次年度の準備に相当する実験を行った。 まずi)発表されたバニロイド受容体(VR)の塩基配列に従い、ラット脊椎のmRNAをもとにRT-PCRによりVR全長のDNAを得た。PET発現ベクターを用い、大腸菌に大量発現させたのち、この組換体蛋白質を精製した。この蛋白質を抗血清を得るため免疫を行った。アフィニティー精製ののち、ラットの種々の組織をしらべた所、神経系の外に、骨格筋に存在する事が判明した。次に、ii)得られたVRをコードするcDNAをCWVをプロモーターにもつプラスミドベクターに組込んだのちElectroporationによりHEK細胞に導入した。薬物耐性と上述のVR抗体の発現を指標にVRを発現する株を得た。iii)Fra-2/AMをi)で作成した細胞にとり込ませ、細胞内Ca測定装置(96穴プレートではFDDSS4000顕微鏡下ではARGUS-100/CAによる)によりカプサイシン等アゴニストによる細胞内Ca^<2+>の上昇を検出することができた。たしかに、VRを発現している事が確認された。今後、この株をモデルとして研究課題を解決する。
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