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2002 年度 実績報告書

凍結受精卵を用いたトランスジェニックマウスの作出

研究課題

研究課題/領域番号 13878175
研究機関熊本大学

研究代表者

鈴木 操  熊本大学, 動物資源開発研究センター, 助教授 (60253720)

キーワードトランスジェニックマウス / 凍結受精卵 / 体外受精
研究概要

凍結受精卵を用いたトランスジェニックマウスの作出
1.C57BL/6マウスを用いて体外受精により受精卵を作製した。媒精後、約5-7時間以内に前核期受精卵を3500個選別して、直ちに凍結保存を行った。
2.凍結前核期受精卵の融解後、常法に従い、cTnT1 (mutant)およびcTnT2 (wild type)遺伝子のそれぞれを500個の雄性前核内にインジェクションを行った。cTnT1およびcTnT2遺伝子を導入した受精卵の約半分の200個は直ちに、仮親マウスの卵管内に移植を行い、それぞれ22匹、20匹のマウスが得られた。得られたマウスのgenotypingにより、トランスジェニック(Tg)マウスはそれぞれ4匹、2匹であった。cTnT1およびcTnT2遺伝子を導入した残りの約200個の受精卵は再び凍結保存を行った。凍結保存した遺伝子導入受精卵は2週間後に融解して、仮親マウスに移植を行い、それぞれ17匹、32匹のマウスが得られた。そのうち、Tgマウスは0匹、6匹であった。現在、得られたTgマウスの子孫への伝達の解析を行っている。
3.cTnT1およびcTnT2の遺伝子を、それぞれ500個の雌性前核内にインジェクションを行い、上記2の方法と同様に、それぞれの遺伝子を導入した受精卵の約200個は仮親マウスの卵管内に直ちに移植して、それぞれ12匹、12匹のマウスが得られた。その内、Tgマウスは2匹、2匹であった。残りの約200個は再び凍結保存を行った。凍結保存の2週間後に凍結受精卵を融解して、それぞれの受精卵を仮親マウスの卵管内に移植を行い、10匹、13匹のマウスが得られた。現在、得られたマウスのgenotypingを行っている。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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