研究課題
*近距離ニュートリノ検出器のデータ収集と解析.H26年度後半に近距離ニュートリノ検出器の建設とコミッショニングを終了させ、H27年初めから物理データの収集を始めた.H27年度は、このデータ収集を続けるとともに、キャリブレーションデータなどを使い、データ解析の準備を行った.生データから物理解析ができるデータに変換するプロセスを開発し、解析を行い、H28年3月に近距離検出器と遠距離検出器のデータを用いた、初めてのθ13の高精度測定結果(preliminary)をモリオン国際会議で発表した.結果は、sin**22Th13 = 0.111 +/- 0.018 である.これはダヤベイの先行結果とは、1.6σの確度で離れており、ニュートリノ振動研究のコミュニティへの大きな問題提起となった.今後は、測定精度を改良し、この問題を追及して行く.*エルゼビアが出版する Nuclear Physics Bの、2015年の梶田教授、マクドナルド教授のノーベル賞受賞の記念号へ、末包とBezerraが、ダブルショーグループを代表して寄稿した.ダブルショーの物理結果と原子炉ニュートリノによるθ13測定の歴史についての論文を投稿した.
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 6件、 招待講演 7件) 備考 (2件)
Nuclear Physics B
巻: 未定 ページ: 未定
10.1016/j.nuclphysb.2016.04.008
Physical Review C
巻: 93 ページ: 054608
10.1103/PhysRevC.93.054608
JHEP
巻: 1601 ページ: 163
10.1007/JHEP01(2016)163
arXive
巻: 1602.04816 ページ: 1
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