今後の研究の推進方策 |
偏光敏感な高感度テラヘルツ時間領域分光(THz-TDS)装置の構築を行うことができたので, その性能評価をまず実施する。モデル物質として有機分子結晶や液晶などを用いて, テラヘルツ帯円偏光二色性の測定を試みる。円偏光二色性が観測されない場合は, より多くのモデル物質を探索するとともに, Wire-Grid偏光子を多重に重ねるなどして, 偏光検出感度を高める工夫をする。分子動力学(MD)シミュレーションについては, 計算のためのソフトウエア(Mathematica)を当該年度予算で購入したので, プログラムを組んで, モデル物質についてのシミュレーション計算を実施する。
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