| 研究概要 |
今年度は,(1)高機能光ファイバブラッググレーティング(FBG)デバイス技術,(2)非線形光ファイバデバイス技術,(3)ビスマス系非線形ガラスファイバ技術た関して研究を行った。以下に項目ごとに研究の概要を記す。
(1)高機能FBGデバイス技術
FBGに不均一な圧縮歪を与えることにより,分散および分散スロープを独立に制御できるモジュールを開発した。また,多波長分岐・挿入のための帯域幅可変FBGの開発にも成功し,多波長分岐・挿入機能を実証した。
(2)非線形光ファイバデバイス技術
光ファイバから平坦なスーパーコンティニューム(SC)を発生する方法について検討を行った。ファイバ長手方向の分散または利得を最適に設計することにより,平坦性を改善できることを理論,実験両面から明らかにした。この結果をもとに,波長変換器およびパルス波形整形器の設計・試作・評価を行なった。
(3)ビスマす系非線形ガラスファイバ技術
ビスマスガラスの組成最適化,コア径の縮小化により,非線形係数1340W^<-1> km^<-1>という世界最高性能を達成した。
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