採択最終年度にあたる平成27年度は、ドイツ学術振興基金(DAAD)からの留学奨学金を受給するため、8月2日付で特別研究員を辞退する事となった。 短期間ではあるが、日本およびドイツの特徴的な演技論を実践する芸術家の活動について、複数回取材を行い、多くの資料を収集する事ができた。 また、これまで二度にわたって実施してきた、特別研究員奨励費による領域横断的なシンポジウムは、今年度は「法と演劇」と題し、研究者・芸術家・法律の専門家の三者によって行われた。斬新な視点によって、社会的・歴史的に意義深い議論を積み上げる事ができたと自負している。
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