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2015 年度 実績報告書

蛍光相関分光法によるスパイン内分子動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 13J03845
研究機関東京大学

研究代表者

小橋 一喜  東京大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードスパイン / 蛍光相関分光法
研究実績の概要

中枢神経系の興奮性シナプスの後部は,アクチン線維を主要な細胞骨格とする、樹状突起からつきだしたマッシュルーム様の微小突起構造であるスパインに形成される。これまでの研究から、アクチン線維に依存したシナプス分子動態やスパイン形態の制御が、シナプス機能と強く関連していることが明らかにされてきた。したがって、シナプス機能調節を基本原理から理解するためには、スパイン内でのアクチン線維、あるいはアクチン線維を中心とした分子集合体構造の動態を明らかにする必要がある。蛍光相関分光法あるいは蛍光相関分光法を空間的に拡張した画像相関分光法は、細胞内の微小領域に存在する蛍光分子の運動を測定する方法であり、その運動性から分子間相互作用や細胞内環境を解析可能な方法である。本研究では、それらの測定方法を装置レベルから最適化することでスパインを含む細胞内微小領域において分子動態が測定できるようにした。神経細胞内の様々な微小領域において分子動態を測定、比較することでコンパートメント毎に細胞内環境を反映した分子動態が測定できていることがわかった。プローブの大きさを変化させて測定を行ったり、様々な薬剤で処理した場合の応答を評価することで、スパイン内部での分子集合体の構造変化が蛍光相関分光法あるいは画像相関分光法で測定できる分子動態を変化させることを明らかにし、部分的にではあるが分子動態から細胞内構造が推定できることを示した。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Raster image correlation spectroscopy inside dendritic spines of cultured hippocampal neurons2016

    • 著者名/発表者名
      小橋一喜、岡部繁男
    • 学会等名
      第121回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 発表場所
      ビッグパレットふくしま(福島県郡山市)
    • 年月日
      2016-03-28 – 2016-03-30
  • [学会発表] Raster image correlation spectroscopy inside dendritic spines of cultured hippocampal neurons2015

    • 著者名/発表者名
      Kazuki Obashi, Shigeo Okabe
    • 学会等名
      Cold Spring Harbor Asia conference on New Advances in Optical Imaging of Live Cells and Organisms
    • 発表場所
      Suzhou, China
    • 年月日
      2015-12-07 – 2015-12-11
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2016-12-27  

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