研究実績の概要 |
英語による国際教育プログラムについて、プログラム参加学生へのインタビュー調査を開始し、その分析をもとに“Gender Difference towards International Awareness in EMI program in Japanese Higher Education”をBradford. A. & Brown, H. eds『English-medium Instruction at Universities in Japan: Policy, Challenges and Outcomes』の第11章に寄稿した(2017年夏刊行予定)。また同様の論文を『横浜市立大学論叢・人文科学系列』(横浜市立大学, 第68巻, 第1号, pp. 95-112.)、にて刊行し、学会発表を11月に岡山大学で行われた多文化関係学会、また2016年8月に北京で行われたWorld Congress of Comparative Education Society 2016にて行い、フロアから多くの質問と関心を得た。さらに教育的実践に関する論文を横浜市立大学叢書で発表した(2017年5月刊行予定)。並行して、東アジア地域における英語によるプログラムのなかでも急速に増加している教養・リベラルアーツプログラムに着目し、特に国際教養概念の発展と展開、またその大学における実践について研究を進め、「国際教養の新展開」(『教育学術新聞』アルカディア学報、日本私立大学協会)を発表したほか、9月には日本国際教育学会大会で、また10月にはアジア教育学会大会で、「インターナショナルリベラルアーツ(国際教養)の日本的課題と展開」として研究発表を行い、現在論文の執筆を進めている。また今年度までの研究成果をまとめた”Rethinking of ‘Internationalization’ of Japanese Higher Education through Inbound Student Mobility”(英語論文)を投稿中である。
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