研究課題
本研究課題で目標とするiRedの構築を達成するためには、1. 非天然塩基対 (ImNN:NaOO) のPCRによる増幅と2. 二本鎖DNA両末端部でのクリックケミストリーを利用したクロスリンクを達成する必要がある。1. については前年度までに課題を達成しているため、今年度は2. の検討に注力した。まず、モデル反応において二本鎖DNA両末端部を結合させるために必要なリンカー長さ検討した結果、C12型PEGリンカーが良好な反応効率を与えることが明らかとなった。また、CuAAC反応に用いる銅触媒を樹脂担持体とすることで、構築したiRedの精製を簡略化することにも成功している。このような樹脂担持型触媒の利用は、金属の残存による活性への影響を最小限に留めることが期待される。このようにして今年度、課題2. クリックケミストリーを利用した二本鎖DNA両末端部でのクロスリンク条件の最適化を完了したので、1. および2. の技術を組み合わせることでiRedの構築を達成する。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Org. Lett.
巻: 16 ページ: 4710-4713
10.1021/ol502077h
ChemBioChem
巻: 15 ページ: 2535-2540
10.1002/cbic.201402398