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2013 年度 実績報告書

子どもの生活習慣病リスクに及ぼす出生時体重と身体活動の影響

研究課題

研究課題/領域番号 13J07359
研究機関独立行政法人国立健康・栄養研究所

研究代表者

宮本 友子 (青山 友子)  独立行政法人 国立健康・栄養研究所, 基礎栄養研究部, 特別研究員(PD)

キーワード生活習慣病 / 身体活動 / 出生時体重 / Catch-up growth
研究概要

研究課題1-1「出生時体重と子どもの身体活動量の関係」、および研究課題1-2「子どもの健康関連体力に及ぼす出生時体重および身体活動の影響」に関連して、京都市内および練馬区内の2つの公立小学校において、児童を対象とした活動量調査を実施した。4月初旬に、2つの小学校の全校児童約800名とその保護者に研究参加者を募集する案内文書を配布し、約70名の児童および保護者から研究参加への同意を得た。4月23日から、三次元加速度計を児童の腰部に装着し、日常生活における身体活動量を7日間測定した。また、児童の保護者に質問紙を配布し、母子健康手帳に記録されている児童の出生時体重を転記してもらった。その後、加速度計に記録された身体活動量のデータを、専用ソフトを用いてPCに取り込みデータの状況を確認するとともに、質問紙調査の回答の入力を一部行った。
研究課題2「出生時体重および健康関連体力が子どもの生活習慣病リスクに及ぼす影響」および研究課題3「出生時体重および出生後のCatch-up growthが健康関連体力に及ぼす影響」に関しては、国立健康・栄養研究所の倫理委員会に研究計画を申請し、5月中旬に承認を得た。本研究は、岡山県南部健康づくりセンターとの共同研究として実施するため、同センターにおいても倫理申請を行い、承認後に業務委託契約を交わした。すでに業務委託を開始し、岡山県南部健康づくりセンターにおいて、メディカルチェック受診者を対象に被験者のリクルートを行い、発育歴に関する質問紙調査を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

出産・育児のため6月より採用中断期間に入ったため、特別研究員1年目となる本年度に研究に従事した期間は2か月間であった。その間、計画していた複数の研究課題の一部は、共同研究として小学生を対象とした活動量調査を実施し、すでに研究データを得ることができた。他の研究課題についても、当研究所の倫理委員会に研究計画を申請し、承認を得た後、データ収集を開始している。以上の進捗状況は、限られた期間内でできる限り研究を進展させたと評価することができる。したがって、②と判断した。

今後の研究の推進方策

平成26年4月に職場復帰を果たし、研究を再開する予定である。復帰後、当初計画していたスケジュールに多少の変更が生じるものと予想されるが、柔軟かつ臨機応変な対応を行い、できる限り当初の研究計画に沿って研究を遂行する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 児童期の健康関連体力に及ぼす出生時体重と現在の身体活動量の影響2013

    • 著者名/発表者名
      青山友子、飯田悠佳子、時澤健、矢内利政、樋口満
    • 雑誌名

      発育発達研究

      巻: 第60号 ページ: 1-13

    • DOI

      10.5332/hatsuhatsu.2013.60_1

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Does Cardiorespiratory Fitness Modify the Association between Birth Weight and Insulin Resistance in Adult Life?2013

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Aoyama, Kazuyo Tsushita, Nobuyuki Miyatake, Takeyuki Numata, Motohiko Miyachi, Izumi Tabata, Zhen-Bo Cao, Shizuo Sakamoto, Mitsuru Higuchi
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 17;8(9) ページ: e73967

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0073967

    • 査読あり

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公開日: 2015-06-25  

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