• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

原核生物型のppGppシグナルが担う植物葉緑体の機能制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13J10691
研究機関埼玉大学

研究代表者

野村 勇太  埼玉大学, 理工学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードppGpp / 葉緑体
研究実績の概要

本研究の目的は、植物の葉緑体におけるバクテリア型シグナル因子ppGppの機能的役割を生化学的・分子生物学的手法を用いることで分子レベルまで明快に理解することにある。これまでにppGppシグナルの標的分子の一つが、葉緑体の翻訳系であることを筆頭著者として学術論文誌に報告済みである (Nomura et al. Plant Mol Biol, 78, 185-196, 2012)。さらに、2014年4月に、葉緑体の核酸制御におけるppGppの役割についての解析結果をまとめ上げ、Journal of Biological Chemistry誌およびBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に筆頭著者論文を報告することができた。これまでにも、日本植物生理学会や日本農芸化学会の年会および支部会にて研究の進捗を多数報告してきたが、今年度はこれらの研究成果を総括したポスター発表を7月に神戸大学で開催された第3回マトリョーシカ型生物学研究会で行った。
今年度は、上記の筆頭著者論文で、植物葉緑体のppGpp主要標的として示したグアニル酸キナーゼのppGpp感受性を植物界からシアノバクテリアを含むバクテリア界にまで広げ網羅的に解析し、その分布を調査するとともに、ppGpp感受性を決めるアミノ酸残基候補を絞り込み、ppGppシグナル系の進化的経緯を考察することにした。既に、種々のグアニル酸キナーゼのppGpp感受性について調査を終え、酵素反応速度パラメーターの算出など生化学的な解析を終えており、学術論文を執筆中である。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 葉緑体の核酸代謝系と原核生物型ppGpp制御系の共進化2014

    • 著者名/発表者名
      野村 勇太, 戸澤 譲
    • 学会等名
      第3回マトリョーシカ型生物学研究会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2014-07-11 – 2014-07-13

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi