研究課題
Monash UniversityにてMoira O’Bryan教授の指導の下、主に2つのプロジェクトに取り組んでいる。①精子形成におけるLRGUK1の機能:以前、当研究室ではLRGUK1のmutantマウスを樹立した。このマウスではアクロソーム、マンシェットの形成、精子の軸索形成異常が引き起こされる。そこでLrguk1の機能の解明を行うため、binding partnerの検索をYeast two hybridを用いて行った。Lrguk1の結合因子としていくらかの候補を確認したが、それらはいずれもtrans-Golgi networkからIntramanchette transport (IMT)の輸送にかかわる可能性の高い因子が得られた。現在それらの因子との結合に関して免疫沈降等を用いて解析しており、変異によりこれらの因子との結合に異常を生じているかについても調べている。②Katnb1ノックアウトマウスの機能解析:KATNB1はmicrotubuleの切断・調節因子として働いており、精子形成においても多くの過程でmicrotubuleが関与している。KATNB1遺伝子はmicrotubuleの切断活性を調節する因子として機能していると考えられている。以前Katnb1 mutant mouseを当研究室で樹立した。Katnb1 mutant mouseではマンシェットの形成や軸索形成異常、さらに減数分裂時にapoptosisが著名に誘導されていた。そこで、Katnb1が減数分裂にどのようにかかわっているのかを解析している。Katnb1 conditional knockout mouseも樹立した。Katnb1 conditional knockout mouseではmutant mouseに比べてさらにsevereな表現型を認めた。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
PLoS One.
巻: 14:10(4) ページ: -
PLoS Genetics.
巻: 17:11(3) ページ: -