研究課題/領域番号 |
13J11047
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
平山 亮 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 息子介護 |
研究実績の概要 |
本年度は、息子介護者への面接調査を引き続き行い、質的データを収集するとともに、これまでに収集したデータを用いて、国内および国外の学会等で報告した。これは、特別研究員としての最終年度である次年度における研究結果の総括に向け、関連諸領域の専門家による意見を募り、分析の方向性の適切さについて検討するためであった。息子介護者のサポートニーズと、当人によるニーズの認知のしかたについての詳細な分析については、支援の現場における有用性も含め肯定的な評価をいただくことができ、分析の方向性についても、その成果についても、研究および実践の両面において一定の意義があることを確認できた。また、本研究について耳にした国外の研究者や出版社からも外国語での成果の刊行を求められており、海外においてもニーズのある調査研究を行っていると確信できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画通り、これまでの調査データの分析結果を国内外の学会等で報告し、関連諸領域の専門家によるフィードバックを受け、次年度での総括に向けた準備を行うことができたため。
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今後の研究の推進方策 |
年度ごとの計画通りに研究が進められており、特別研究員としての最終年度である次年度は論文や書籍の形で最終的な成果を報告・刊行する予定である。 一方で、調査対象者のリクルートが徐々に頭打ちになっている。これは、そもそも母集団自体が限られている息子介護者を対象にしているため、当初から予期されていたことではあるが、リクルートに協力していただける事業所などを増やすことを通して対処したいと考えている。
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