研究課題
これまで測定を積み重ねてきた、29名の健常者の睡眠ポリソムノグラフィーで睡眠段階を記録したデータを用いて、睡眠開始後の睡眠段階と時間の影響を分け、睡眠時エネルギー代謝の特徴を明らかにするために、セミパラメトリック回帰分析を用いて評価した。その結果、エネルギー消費量および炭水化物酸化量は、各睡眠段階間で異なることが分かり、両指標とも覚醒の2~3時間前から上昇に転じることが示唆された。1日の中で最も長い絶食期間である睡眠中に、エネルギー代謝のパラメーターに変化が生じることは、疫学研究によって報告されている短時間睡眠と肥満の関連について解明する一助となる可能性がある。また、所属している運動栄養学研究室では、数年前より災害活動に従事する消防隊員に必要な“食”に関する研究を続けてきており、東日本大震災後に緊急消防援助隊として活動した消防隊員に質問紙調査等を行ってきた。今年度は、過去の先行研究やアスリートを参考として、消防隊員が食べる発災直後に現場で食べる活動食の必要要件や、災害に備えて備蓄している食糧の現状、消防と同様に有事の際に活動する自衛隊・警察の備蓄食の現状との比較など、これまでの研究成果を形にすることができた年となった。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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