第3年度では、特別研究員の研究課題「青少年期の進学希望の格差生成に関する社会学的研究-追跡研究と国際比較の視点から-」、科研費基盤研究(C)の研究課題「外国人留学生供給源の変動とその規定要因-中国の大学の日本語教育と学習者を事例に」(H27-29年度)の調査研究活動に取り組みながら、基盤研究(B)「青少年期から成人期への移行についての追跡的研究(第4次)-就学前教育と養育行動」(研究代表 耳塚寛明)、文部科学省先導的大学改革推進委託事業「経済的理由による学生等の中途退学の状況に関する実態把握・分析等及び学生等に対する経済的支援の在り方に関する調査研究」(研究代表 小林雅之)などの共同研究に参加することによって、大規模な全国調査データを分析することが可能となった。また、調査活動とともに、日本高等教育学会、日本教育社会学会、台湾社会学会、国際比較教育学会(Comparative and International Education Society)の年度大会で自らの研究成果を発表し、国内外の研究者との学術交流活動を行うことで学術の発展に貢献した。研究成果について、国内外の4つの学会での研究発表をはじめ、中日教育研究協会のジャーナルに研究論文が採択され、共同研究の報告書を執筆した。
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