研究課題/領域番号 |
13J40202
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
ジョン ヒョンジョン 東北大学, 加齢医学研究所, 特別研究員(RPD)
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キーワード | 第二言語コミュニケーション / fMRI / 脳内メカニズム / 言語処理 |
研究概要 |
本研究では、3年間の研究期間に、第二言語コミュニケーション能力に関与する脳内の神経基盤の解明とその長期的発達に関与するメカニズムを解明することを目的としている。平成25年度10月から特別研究員をはじめ、6カ月間の間は、平成26年度に実施予定の「第二言語コミュニケーション能力に関与する脳内の神経基盤の解明」の実験計画、情報収集、実験準備、研究協力者及び協力学校確保などに努めた。この実験では、英語を第二言語として習得している60名の大学生を被験者とし、第二言語の習熟度が異なる学習者の文法処理及び言語コミュニケーションに関与する神経基盤はどのように異なるのかをfMRIを用いて検証する予定である。実験実施のために、実験の計画及び研究ご協力を頂く学校(宮城教育大学)にも訪問し、被験者の募集や研究遂行に関する研究協力の承認を頂いき、研究体制が整っている。また、国内外学会に参加し、実験で用いる質問紙や分析方法などについて情報収集を行い、個人差解析ができるように準備を整いた。具体的には、関西学院大学で開かれたことばの科学会(10月)、アメリカで開かれた北米神経科学会及び神経言語学会(11月)、北米応用言語学会(3月)に参加し、これまでの自分が行ってきたコミュニケーション中心の第二言語習得に関する研究内容をまとめて発表し、言語脳科学者や言語学者との情報交流やこれからの実験手続きなどについて議論を行った。現在は実験のプロトコルの詳細な内容を準備しており、平成26年度5月には東北大学医学部の倫理委員会へ実験手続きの書類を提出予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度10月から6カ月間の間、研究遂行のための準備を進めてもらった。国内外の学会に参加し、研究内容を発表すると共に情報収集や研究協力者を確保できた。また、本研究で行う予定の長期的コミュニケーション能力の発達を測定するfMRI実験の計画及び協力校(宮城教育大学)の研究者とも相談が終わっている。現在、実験のプロトコルを準備しており、平成26年度5月には東北大学医学部の倫理委員会へ実験手続きの書類を提出予定で、着実に準備が進んでいると考える。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画通りに進行している。現在は、実験のプロトコルの詳細な内容を準備しており、平成26年度5月には東北大学医学部の倫理委員会へ実験手続きの書類を提出予定である。その後、7月、8月には実験のプログラムを作成、被験者募集を実施し、9月からfMRIを用いた第二言語コミュニケーションに関与する神経基盤の特定を行う。実験結果を考慮しながら、長期的発達の変化やコミュニケーションの教育的介入を検証する二つの実験の詳細な実験プロトコルを工夫して決定する。
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