研究課題
平成14年度の本領域は、次の研究項目について、公募課題(全75件)により研究を推進した。A01 教育内容と学習の適時性に関する研究(含む国際比較、実態調査)A02 論理的思考力や創造性、独創性を育むための教育内容や指導方法、教材等の研究A03 ITを活用した新たなカリキュラムの研究A04 ITを利用した教授学習システムの研究A05 情報化が児童生徒の心身の発達に及ぼす影響及び対応に関する研究総括班は、領域全体の研究方針の策定、研究項目間の連絡調整、ホームページの作成・管理及び公募研究で得られた成果の評価などを行い、領域の円滑な運営と研究実績の確実な蓄積のための体制づくりを進めた。まず、お茶の水女子大学にて全体「研究打合会」(平成14年8月9・10日)を開催し、全研究者に対して研究方針の徹底を図り、研究項目毎及び項目間の連絡調整を行った。さらに、日本科学未来館(東京都)にて「平成14年度研究成果報告会」(平成15年2月28日・3月1日)を開催して、本年度の研究総括及び評価を行った。報告会では、高等学校教員など約50名の一般参加を得て、研究成果及び作成教材について活発な議論が行われ、研究成果を教育現場につなげるという本領域の目的を推進することができた。また、本領域の教育現場への広報活動としてポスター・パンフレットを作成し、全国の都道府県教育委員会や高等学校への配布を行った。研究成果については、『平成14年度研究成果報告書』及び『平成14年度作成教材一覧』を作成した。これらは上記報告会で配布するとともに、その内容をホームページ(http://risuka.ei.tohoku.ac.jp/、平成14年10月1日より一般公開)にも掲載し、教育現場に広く公開することに努めた。以上により、理数科系教育の一大拠点を築くための基盤を構築することができた。