研究課題/領域番号 |
14023105
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 九州大学 (2004-2005) 九州大学(芸術工学研究院) (2002-2003) |
研究代表者 |
源田 悦夫 九州大学, 大学院芸術工学研究院, 教授 (10161829)
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研究分担者 |
藤村 直美 九州大学, 教授 (40117239)
鶴野 玲二 九州大学, 助教授 (10197775)
松隈 宏之 九州大学, 講師 (60372760)
石井 達郎 九州大学, 助手 (10363392)
山田 奨治 九州大学, 国際日本文化研究センター, 助教授 (20248751)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | デジタルアーカイブ / 伝統芸能 / モーションキャプチャリング / 仮想身体 / ビジュアルコミュニケーション / コンピュータグラッフィクス / コンテンツ / 可視化 |
研究概要 |
我が国の科学技術黎明期に関する種々の資料には、知識として書かれた書物や文献があり、その理解の実態として収集された実物資料がある。本研究では、これら従来行ってきた手法に加えてメディアテクノロジーの進展を積極的に活用し、コンピュータイメージやマルチメディアを積極的に取り入れた新たな情報共有の仕組みを提案した。特に写真情報の体系化の検討や民俗芸能などの動的資料について様々な形で存在する時系列データを処理、コンテンツ化し研究者や一般に対し具体的な解りやすい形でデータを集積展開していくことが目的である。 ここでは主として2つのアプローチからこの問題に取り組んだ。1つは、視覚情報を介したコミュニケーションネットワークついての研究であり、写真などの画像データとともにこれに付随する属性データとして時間や位置情報などとの関係を用いた情報提示についての検討した。もう1つは、新たな民族芸能や伝統舞踊等の動的資料のデジタルアーカイブについ3D大型デジタイジング装置による形状データ、アクティブ赤外線方式および光学式モーションキャプチャリングによる三次元位置データによって、歌舞伎などの伝統芸術のデジタルアーカイブスを行った。さらに時系列的なデータとして筋電などの生体情報や足圧分布などを情報として付与し新たな視覚表現手法について検討した。これらは、映像作品として発表するとともに、展示手法として実物とVR映像とを複合した情報提示装置を試作した。 このように、収集した様々なデータをユーザの目的に応じて再編し、理解しやすい形で提示することは、江戸のものづくりで行われた様々領域の研究を横断的にまた俯瞰的に把握する上で重要な手法であるものと考える。
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