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2003 年度 実績報告書

羽間文庫資料の調査・分類と近代科学受容の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14023114
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

鈴木 一義  国立科学博物館, 理工学研究部, 主任研究官 (70196799)

研究分担者 井上 智勝  大阪歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (10300972)
相蘇 一弘  大阪歴史博物館, 副館長 (90110072)
冨坂 賢  文化庁, 文化財部・美術学芸課, 文化財調査官
嘉数 次人  大阪市立科学館, 学芸課, 学芸員
八木 滋  大阪歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (70311446)
キーワード科学史 / 羽間文庫 / 近世天文学 / 暦学 / 日本史 / 間重富
研究概要

平成15年度は昨年度の作業に引き続き、羽間文庫の目録作成の予備調査として、未撮影資料の撮影と調査研究の基盤整備に重点を置いて活動し、以下の成果を得た。
1.昨年度に引き続き、羽間文庫の天文暦学資料のマイクロフイルム撮影およびカラーデジタル撮影を行った。本年度は、天文諸家書簡類および漢籍を中心とした天文暦学書約170件380点について撮影を行ったが、漢籍に関しては紙質が脆弱な『律暦淵源』97冊のみデジタル撮影を行い、今後の調査・研究に備えた。作業に先だっては内容の検討を行い、諸資料の連関を確認し、より詳細な資料データを蓄積した。書簡類の一部については、判読、筆耕を行った。
2.羽間文庫資料中の天文暦学資料および蒲生氏関係資料の位置付けのため、資料数点について類書との校合を行った。
3.羽間文庫に所蔵される伝統的な宇宙認識に関する調査を進め、梵暦運動に関する情報・データの補強を行った。
4.羽間文庫に所蔵される「摂津国西成郡川口村本出家文書」のうち、全欠・後欠文書と断簡の接合作業を進めた。
5.大阪歴史博物館特集展示「「こよみ」の世界-羽間文庫の天文暦学資料を中心に-」において、間重富と寛政改暦に関する展示を行い、成果の一部を公開した。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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