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2002 年度 実績報告書

個々の資料から見た江戸時代の職人の色彩、造形に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14023221
研究機関東京家政学院大学

研究代表者

小林 忠雄  東京家政学院大学, 人文学部, 教授 (00215336)

研究分担者 吉田 憲司  国立民族学博物館, 民族学研究部, 教授 (10192808)
澤田 雅彦  東京家政学院大学, 人文学部, 講師 (70338846)
溝口 明則  東京家政学院大学, 人文学部, 助教授 (20297336)
中野 紀和  萩国際大学, 国際情報学部, 講師 (80320084)
福田 珠巳  大阪府立大学, 総合科学部, 助教授 (80285311)
キーワード民俗学 / 民族学 / 製作システム / 世界認識 / ライフスタイル
研究概要

チーム全体の共同研究と研究方法は、2つの課題を行っている。1つめの課題として、佐賀県有田町の酒井田柿右衛門窯と福岡県小石原の高取静山窯の工房、それにドイツのマイセン窯およびオランダデルフト窯の工房での制作システムを、映像上で比較研究する。今年度はその予備調査と撮影の具体的なスケジュール化にむけての交渉などを行った。
ドイツとオランダの陶磁器制作システムは日本、特に有田の陶磁器との関係が深い。したがってドイツのマイセンとオランダのデルフトの調査は重要であった。
またアジアの陶磁器生産のシステムの問題として、タイ国北部の陶磁器制作地であるスワンカロークの実地調査とカンボジアの陶器生産遺跡の最新の現場も調査した。
2つめの課題は、明治期北陸の工芸品図案及び下絵コレクションのデータベース制作事業である。これは、全部で6000点におよぶコレクションをデジタルカメラで撮影し、CD-ROM化したデータベースを構築する予定である。今年度は撮影作業の一部を終了した。
他に、個々の研究分担者が各自のテーマに沿った研究を、以下の3つの分野で展開した。
(1)制作システムの変化:この調査は1の窯業の工房システムの映像比較の研究と同時に行っている。酒井田家にはその工房の始まりを示した文書等が残っていた。
(2)ライフスタイルの変化:前近代の視点と近代の視点の両面から検討するのが目的である。今年度は国内の博物館で開催された異国写真展などの資料を検証した。またドイツやオランダの博物館に残る1800年代の風俗資料を検証した。
(3)世界認識:西洋のオランダ国アムステルダムの歴史博物館、ライデン民族学博物館やドイツ国ベルリンおよびドレスデン民族学博物館の所蔵資料から関連資料を検索した。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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