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2005 年度 実績報告書

発生・再生におけるRNA動態

研究課題

研究課題/領域番号 14035242
研究機関京都大学

研究代表者

阿形 清和  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70167831)

研究分担者 中村 輝  独立行政法人理化学研究所, 生殖系列研究チーム, チームリーダー (90323245)
キーワードRNA / 転写後調節 / 幹細胞 / 神経細胞 / 生殖細胞 / プラナリア / non-coding RNA / RNAi
研究概要

本研究では、発生や再生現象に見られる転写後のRNAの翻訳調節について、その生物学的意義を明らかにするとともに、その調節メカニズムとRNAの情報ネットワークを分子レベルで明らかにすることを目的としている。今までに翻訳調節が活発に行われていると考えられている1.生殖細胞、2.幹細胞、3.神経細胞の3つの細胞システムに関与しているRNA翻訳調節因子を明らかにすること、遺伝学的解析およびRNAi法によって各因子の機能を明らかにすることを行っている。本年度においてプラナリアRNA結合たんぱく質musashiのホモログについて、その発現細胞と機能解析を行った。脊椎動物では、神経細胞のみならず幹細胞全般にmusashi遺伝子が発現していることが示されているが、プラナリアから3つのmusashiのホモログを単離することに成功したが、いずれも神経細胞で発現していた。また、個々の遺伝子あるいは3遺伝子とも破壊したRNAi個体を作成したにもかかわらず顕著な表現型は得られなかった。生殖細胞については今年度においては、ホヤを用いた生殖細胞系列の発生についてRNA結合タンパク質遺伝子の発現をもとにして生殖細胞系列の発生と再生について詳細に記述した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Crystal structure of the N-terminal RecA-like domain of a DEAD-box RNA helicase, the Dugesia japonica vasa -like gene B protein.2005

    • 著者名/発表者名
      Kazuki Kurimoto, Yutaka Muto, Naomi Obayashi, Takaho Terada, Mikako Shirouzu, Takashi Yabuki, Masaaki Aiki, Eiko Seki, Takayoshi Matsuda, Takanori Kigawa, Hiromi Okumura, Akiko Tanaka, Norito Shibata, Maki Kashikawa, Kiyokazu Agata, Shigeyuki Yokoyama
    • 雑誌名

      Journal of Structural Biology 150

      ページ: 58-68

  • [雑誌論文] A conserved RNA-protein complex component involved in physiological germline apoptosis regulation in C.elegans.2005

    • 著者名/発表者名
      Boag PR, Nakamura A, Blackwell TK.
    • 雑誌名

      Development. 132(22)

      ページ: 4975-4986

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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