研究概要 |
1.メダカにPCBsとして、PCBs mixture(Kanechlor400相当)を0,1,5,25mg/kg/dayの割合で餌から約2週間投与した。このメダカ3尾を無暴露のメダカ3尾と同じ水槽(90cm x 90cm x 5cm)に入れて、群行動を2時間ビデオで記録した。目視による観察結果、メダカの群行動に顕著な異常が現れ、行動間隔の短縮(多動)、群れの崩壊、などが認められた。得られた画像をメダカ群行動解析システム(申請備品)にかけて、その行動(個体の遊泳速度、個体間距離)を解析中した結果,停止した頻度および個体間距離が有意に増加した。 2.別の実験でメダカに,PCBs mixture(Kanechlor 400相当)を0,1mg/kg/dayの割合で餌からに約2週間投与した。このメダカ6尾を水槽(90cm x 90cm x 5cm)に入れて、群行動を2時間ビデオで記録した。現在得られた画像をメダカ群行動解析システム(申請備品)にかけて、その行動(個体の遊泳速度、個体間距離)を解析中である。 3.2のメダカについて脳内モノアミン(ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン)などの量を測定した結果,有意な変動は認められなかった。
|