| 研究課題/領域番号 |
14047213
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
竹本 修三 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40027256)
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| 研究分担者 |
森井 亙 京都大学, 防災研究所, 助手 (30221633)
東 敏博 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90135517)
赤松 純平 京都大学, 防災研究所, 助教授 (10027279)
花田 英夫 国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (60132677)
川崎 一朗 京都大学, 防災研究所, 教授 (60115136)
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| キーワード | 重力波 / レーザー干渉計 / レーザーひずみ計 / ヨウ素安定化レーザー / 活断層 / 跡津川断層 / 地球潮汐 / 流体核共鳴効果 |
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| 研究概要 |
重力波検出を目指して集約された極限計測技術を地球物理学の分野に応用し、従来のレーザーひずみ計よりも2〜3桁精度の高い10^<-13>の桁の分解能を有するMichelson型レーザー直線ひずみ計と直交2軸の直線ひずみの差を検出するせん断ひずみ計を開発するとともに、凹面鏡2枚を用いて100mのFabry-Perot干渉計を構成し、電気光学変調器によりレーザー光の出力に変調側波帯を発生させ、基線長の絶対値を可変水晶発振器の周波数にロックさせることにより、基線長の距離変化を10^<-9>の桁の分解能で計測できる絶対ひずみ計を開発する。これらのレーザーひずみ計システムを東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設の神岡鉱山内の地下実験施設に設置して、地球の自由振動の常時励起や地球潮汐日周潮帯に現れる流体核共鳴効果の定量的な検証を行うとともに、跡津川断層系の地殻変動の時間的変化を高精度でモニタリングし、活断層周辺で発生する地震と地殻変動との時間的変化の関係を明らかにする。平成14年度前半に神岡鉱山内に直交100mのL字型観測坑道が新たに掘削されたが、観測坑道の掘削が終了し、坑道内塗装工事が始まる前の短いタイミング(平成14年8月下旬)をねらって、坑道内弾性波探査を実施した。坑道内約20m毎に10ヶ所に地震計を設置し、4ヶ所で小規模発破を実施した。その結果、Vp=5.49km/s、Vs=3.10km/sの値が得られた。平成14年11月には、地球物理用レーザー干渉計の台石(花崗岩製80×80×60cm)の据付工事、平成15年2月には真空配管及び真空槽の設置を行った。また、購入したレーザー発振器(532nm,50mW)の波長をヨウ素の吸収線を基準に安定化し、光学系のテストを行い、平成15年3月に現地搬入を行った。さらに、京都大学防災研究所上宝観測所の地震及び地殻変動観測データの収集を行った。
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