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2002 年度 実績報告書

広領域エアロゾル動態測定のためのミニステップサンプラーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14048205
研究機関東北大学

研究代表者

松山 成男  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70219525)

研究分担者 山崎 浩道  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00166654)
石井 慶造  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00134065)
キーワードミニステップサンプラー / PIXE分析 / 多地点同時サンプリング / 発生原因の推定 / エアロゾル
研究概要

吸入口径を容易に交換することのできる簡易なミニサンプラーを二台使用し、種々の吸入口径を用いて同時サンプリングを行い、サンプリング口径の小型化がどこまで可能であるかについて、試料の一様性、元素分布のゆがみ、検出限界の観点から検討を行った。その結果、吸入口径を2mmにまで小さくしても、一様性、元素濃度分布、検出限界などに問題が生じないことが分かった。
この結果を元に、長期にわたる連続サンプリングが可能なミニステップサンプラーの開発を行った。吸入口径の小型化と、吸入口を二次元的に動かすことにより、フィルターの交換なしに、一時間ごとのサンプリングを一ヶ月以上の継続することが可能となった。開発したミニステップサンプラーと、これまで用いてきた市販のステップサンプラーを用いた同時サンプリングによる比較評価を行い、改良を加えた後に3台製作した。これを用いて、7月と12月の二週間にわたって4地点(7月は3地点)において、エアロゾルと気象データ(風向、風速等)との連続同時サンプリングを実施し、大気PIXE分析装置を用いて分析を行った。その結果、Fe元素などの自然起因の元素については風向依存性は無いものの、ZnやCu元素に人工起源の元素については風向と大きな相関があることが判明し、発生原因の推定が可能であることが判明した。発生源と思われる工場の排煙の分析により、その推定が正しいことが分かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S, matsuyama et al.: "Preliminary Results of Microbeam at Tohoku University"Nuclear Inst.and Methods in Physics Research, B. (発表予定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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