研究課題
1.今年度、本領域にとって最大のステップは、7月10日に打ち上げられ「すざく」と命名されたAstro-E2衛星が、稼働を開始したことである。打ち上げや、その後の衛星の立ち上げ運用のため、11人回の研究者を、「すざく」の打ち上げおよび運用の基地である、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)に派遣した。2.昨年度に広島市にて共催した「半導体を用いた放射線飛跡検出器の開発と応用に関する第5回の国際シンポジウム」の集録を、Nuclear Instruments and Methods, Physical Science Aの特集号として出版した。3.9月21〜22日に東京大学にて、高エネルギー宇宙物理連絡会(高宇連)とともに、第6回の高宇連シンポジウム「宇宙線加速と非熱的宇宙の解明」を開催し、ブラックホールにおける粒子加速現象などを含めて成果交流を行なった。集録を印刷刊行した。4.東アジア天文若手の会や国立天文台と共催で、2月13〜18日に長野県で、東アジア若手天文学者の交流研究会EAYAM2006を開催し、星形成と終末(ブラックホール形成を含む)に関し活発な研究交流の成果を得た。5.領域全体の研究を推進するため、国際研究集会への研究者の短期海外派遣、および研究打ち合わせのための海外からの研究者の招聘を、1件づつ行った。6.専門誌への研究成果の公表および一般社会への成果発信を、積極的に推進した。
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Astrophysical Journal Supplement 161
ページ: 185-223
Nuclear Instruments and Methods in Physics A A541
ページ: 241-247
ページ: 332-341
ページ: 342-349
ページ: 365-371