研究課題
1)中型の透過型NチャンネルCCDの製作上記の結果を受け、本格的な観測にも使用可能な中型の透過型NチャンネルCCDの試作を行った。既に、Deep1相当と呼ぶ空乏層の薄いタイプの透過型CCDは完成した。現在、Deep5と呼ばれる空乏層の厚い透過型CCDを製作中である。2)2段機械サポートペルチェ冷却素子の開発CCDの動作温度を達成するため、効率の良い専用の2段機械サポートペルチェ冷却素子の開発製作を行った。来年度はこの熱機械試験を行う。3)PチャンネルCCDの開発空乏層を極めて厚くする目的で、ホールを集めるタイプのCCD(PチャンネルCCD)の開発を行っている。現在表面照射タイプに関して、300μm相当の空乏層厚みと読み出しノイズ10eを達成している。昨年度までの開発では、電荷転送効率の向上および裏面型の暗電流低下が仮題であった。今年度の開発により、両者ともほぼ解決できた。この結果を受け来年度より中型のPチャンネルCCDの開発に入る。4)600μmピクセル型μ-PICの動作と偏光X線検出実験昨年度開発を行った600μmピクセル型μ-PICの基礎動作特性試験を行った後、高エネルギー加速器研究機構放射光実験施設にて偏光X線の検出実験を行った。偏光X線の検出に成功した。詳しい解析を進め、より高い検出効率を目指す。5)400μmピクセル型μ-PICの開発さらなる偏光X線検出効率の上昇を行うため、ピッチの細かい400μmピクセル型μ-PICの開発を行った。詳細な試験は来年度行う予定である。
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