研究分担者 |
田中 利幸 東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10254153)
樺島 祥介 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (80260652)
西森 秀稔 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70172715)
土屋 和男 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70227429)
高山 一 東京大学, 物性研究所, 教授 (40091475)
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研究概要 |
2003年7月に国際研究集会「情報の物理学」(岡山,参加者70名)を林原共済会との共同開催企画の形で本特定領域の平成15年度公開シンポジュームとして企画し,関連分野の外国人招待講演者7名を招聘した.計測自動制御学会からの依頼により同会誌「計測と制御」2003年8月号において研究代表者の田中和之,研究分担者の樺島祥介をゲストエディターとして,本特定領域の計画研究代表者を執筆者とするミニ特集「ベイズ統計・統計力学と情報処理」という形でわかりやすい解説記事を通して成果の一部を公開した.本特定領域の平成15年度のチュートリアルとして2003年11月に若手研究者・学生向けに最新技術をわかりやすく紹介する講演会「確率的アルゴリズムによる情報処理」(京都)を日本神経回路学会および電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティとの共同開催企画として主催し,100名を越える参加者があった.更に2003年情報論的学習理論ワークショップ(2003年11月,京都)を共催し,実行委員として研究代表者の田中和之,研究分担者の樺島祥介が協力した.研究分担者の田中利幸が本特定領域の研究課題をテーマとするオーガナイズドセッションを組織した.また,研究分担者の西森秀稔が英国物理学会の学術雑誌Journal of Physics Aからの依頼を受けて本特定領域研究のテーマを主題として含むSpecial Issue of Statistical Physics of Disordered Systems : from Real Materials to Optimization and Codesを編集し,2003年10月に出版した.これらの啓蒙活動を通して関連分野の研究者に対する研究成果の定着を促進することができた.これらを具体的に示す成果として研究分担者の田中利幸が移動体通信における確率的手法の成果が認められ,平成15年度ドコモモバイルサイエンス賞を受賞した.
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