研究概要 |
2002年12月に東京において本特定領域の第1回公開シンポジウムを開催した.2003年7月に岡山において国際会議「HayashibaraForum2003 ---Physics and Information---」を林原共済会と協力して開催した.2004年7月には湘南国際村センターにおいて国際研究集会「Statistical Physics of Disordered Systems and Its Applications(第1回)」を開催し,英文のProceedingsを理論物理学刊行会から2005年4月に出版した.2005年7月には公開シンポジウム「Randomness and Computation」を仙台国際センターにおいて開催し,特に科研費特定領域「新世代の計算限界-その解明と打破-」と連携することによりアルゴリズム論を中心とする理論計算機科学分野の研究者との交流を行った.2005年9月にはイタリア・ローマにおいて開催された国際研究集会「Statistical Physics of Disordered Systems and Its Applications(第2回)」の組織・運営に協力し,本特定領域の研究成果の国際発信を行った.・2004年12月および2005年12月には公開シンポジウム「確率推論の数理」を東北大および東工大においてそれぞれ開催し,各計画研究の研究進展状況を確認した.2004年11月から2005年12月までサイエンス社の雑誌「数理科学」においてリレー連載を企画し,さらに2006年8月には数理科学別冊「確率的情報処理と統計力学---様々なアプローチとそのチュートリアル」を出版した.これらの啓蒙活動および専門家による議論の両面を通して,関連分野の研究者に対する研究成果の定着を促進し,確率的情報処理の理論的骨格を構築することができた.
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