• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

ベイズ統計と集団学習の統計的解析

研究課題

研究課題/領域番号 14084210
研究機関早稲田大学

研究代表者

村田 昇  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (60242038)

キーワードboosting / Bregman divergence / 情報幾何 / 集団学習
研究概要

大規模な学習機械を構成する際の計算量の爆発と汎化能力の低下を避ける手法として集団学習があるが,その中でも逐次的に例題の重みを変えながら異なる学習機械を作り統合するブースティング(boosting)がその実用性から注目を集めている.Boostingを最適化問題における双対問題として捉え,学習モデルの作る空間の幾何学的な構造に基づいてその性質を論じるという試みはあるものの,その推定量としての統計的性質に関する考察は未だ不十分である.このアルゴリズムを考察するために,指数型損失に基づく幾何学的考察を拡張し,情報幾何学の枠組においてBregman divergenceのもとに自然に導入される,より一般的な学習モデルの空間の構造を考察した.Bregman divergenceによってこの空間に入る統計的な距離に基づいてcontaminantモデルを用いた雑音や外れ値に対する頑健性,学習データとモデルの大きさの依存する漸近有効性,Bregman divergenceに用いる凸関数に関するBayes最適性と一致性,アルゴリズムの停止条件の幾何学的な解釈などの観点からアルゴリズムの統計的な性質を議論した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村田 昇: "Boostingの幾何学的考察"電子情報通信学会技術研究報告. 102・379. 37-42 (2002)

  • [文献書誌] 麻生, 津田, 村田: "シリーズ 統計科学のフロンティア 第6巻 パターン認識と学習の統計学"岩波書店. 223 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi