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2004 年度 実績報告書

ベイズ統計と集団学習の統計的解析

研究課題

研究課題/領域番号 14084210
研究機関早稲田大学

研究代表者

村田 昇  早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (60242038)

研究分担者 池田 和司  京都大学, 情報学研究科, 助教授 (10262552)
キーワード統計的学習 / 集団学習 / ベイズ統計 / 学習アルゴリズム / 情報幾何学
研究概要

当初の計画においては,集団学習の手法であるブースティング,あるいはバギングを対象として考えてきたが,回帰問題への拡張を模索する中で,サポートベクターマシン(Support Vector Machine)やスパースコーディング(Sparse Coding)など手法との密接な関係が現れてきた.これらの関連についてより詳細な解析を進めるために,まずサポートベクターマシンの汎化誤差に関する統計的考察を幾何学的な観点から進めた.
さらにグラフィカルモデルなどで重要となる巨大な確率分布表の推定において独立な同時分布表の混合を考えることにより,パラメタ数をドラスティックに削減できる可能性があるが,この密度推定において,これまでに提案したブレグマン・ダイバージェンスを用いた推定方法を適用することによって,密度推定における集団学習的な方法による推定精度の向上と安定化について考察した.また,理論解析の結果を実問題に適用し,より実用的なアルゴリズムを構築することを検討するために,スパムメールを分類する問題や,睡眠時の心拍や血中酸素濃度から睡眠状態を推定する問題などを例として,アルゴリズムの性能の比較検討や,実データにおいて多く見られる欠損などに対処するためにEMアルゴリズム等と組み合わせる手法について考察を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Information Geometry of U-Boost and Bregman Divergence2004

    • 著者名/発表者名
      Noboru Murata, Takashi Takenouchi, Takaufumi Kanamori, Shinto Eguchi
    • 雑誌名

      Neural Computation 16

      ページ: 1437-1481

  • [図書] 情報理論の基礎-情報と学習の直観的理解のために2005

    • 著者名/発表者名
      村田昇
    • 総ページ数
      140
    • 出版者
      サイエンス社

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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