ストレス応答シグナル伝達経路の制御機構

2002 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 14086101
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 斎藤 春雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60114485)
• 研究分担者: 西田 栄介 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (60143369) ; 秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745) ; 野澤 義則 (財)岐阜建国祭バイオ研究所, 所長(研究職) (10021362) ; 前田 達哉 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (90280627) ; 善岡 克次 金沢大学, がん研究所, 教授 (60200937)
• キーワード: 細胞内シグナル伝達 / ストレス応答 / MAPキナーゼ / 分子生物学

研究概要

特定領域の運営方針の詳細や各計画研究間の連携を緊密にするための連絡法を打ち合わせるために、12月13日、横浜スカイビルにおいて計画研究代表者打ち合わせ会議を開催した。参加者は領域代表(斎藤)、各計画研究代表全員(善岡、村田、前田、小林、武田、久本)、および田村眞理(東北大・教授)、武川睦寛(東大・医科研・助手)。
なお、横浜で開催中の日本分子生物学会の会期中であったため、旅費、宿泊費等は不要であり、また食事は各自自己負担であるので、打ち合わせ会議の出費は0円である。
打ち合わせ会議での議論の結果、いくつかの研究室では事務機器類(コンピューターやプリンター等)の老朽化が激しく、各計画研究間の緊密な連携に支障があるとの指摘があったので、本年度の総括班経費は必要に応じて各研究グループの事務機器の基盤整備を主体に行うことにした。
その他の決議事項としては、9月頃をめどに、関連諸学会の開催日をさけて、第一回領域会議を行うこと。シンポジウムは2年度に開催するのは尚早であるので、3年度以降に行うべきこと。早急に特定領域のホームページを作成すること、などがあった。領域ホームページは領域代表が現在作成準備中である。

研究成果

• [文献書誌] Mita, Hiroaki: "Regulation of MTK1/MEKK4 kinase activity by its N-terminal autoinhibitory domain and GADD45 binding"Molecular and Cellular Biology. 22. 4544-4555 (2002)
• [文献書誌] Takekawa, Mutsuhiro: "Smad-dependent GADD45β expression mediates delayed activation ofp38 MAP kinase by TGF-β"EMBO Journal. 21. 6473-6482 (2002)
• [文献書誌] Matsuura, Hiroshi: "Phosphorylation-dependent scaffolding role of JASP1/JIP3 in the ASK1-JNK signaling pathway"Journal of Biological Chemistry. 277. 40703-40709 (2002)
• [文献書誌] Sato, Shinji: "Aberrant Tau phosphorylation by Glycogen Synthase Kinases-3β and JNK3 induces oligomeric Tau fibrils in COS-7 cells"Journal of Biological Chemistry. 277. 42060-42065 (2002)
• [文献書誌] Takino, Takahisa: "A scaffold protein in the c-Jun N-terminal kinase signaling pathway is associated with focal adhesion kinase and tyrosine-phoshorylatged"Oncogene. 21. 6488-6497 (2002)
• [文献書誌] 武川 睦寛: "ストレス反応MAPキナーゼ"蛋白質核酸酵素. 47. 1379-1389 (2002)
• [文献書誌] Inouye, Masayori: "HISTIDINE KINASES IN SIGNAL TRANSDUCTION"Academic Press. 520 (2003)