• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

要介護状態及び健康の形成過程における社会経済的要因の役割に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14201018
研究機関東京大学

研究代表者

武川 正吾  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40197281)

研究分担者 山崎 喜比古  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10174666)
石田 浩  東京大学, 社会科学研究所, 教授 (40272504)
平岡 公一  お茶の水女子大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (10181140)
キーワード健康 / 高齢者 / 社会階層 / 社会政策
研究概要

本研究は,健康状態に対して職業,収入,学歴,生活水準等の社会経済的地位(いわゆるSES)をはじめとする社会的要因がどのような影響を及ぼしているかいないかといった点を,全年齢階層を対象としたサンプル,高齢者を対象としたサンプルを用いて明らかにすることを目的としている.疾病・要介護状態等を含む広い意味での健康・不健康については,身体的要因をはじめとする個人因子と並んで環境因子が重要な役割を果たしていることについては,WHOのICF(ICDH-2)をはじめとして広く指摘されているところであるが,本研究は,環境因子のうちの非医学的要因,とりわけ社会経済的要因に焦点を定め,これらが個人の健康・不健康に対して,どの程度影響を及ぼしているかを,全国調査のデータを用いることによって実証的に明らかにしようとしている.このため平成15年度には,SF36を被説明変数として採用した3000サンプルの全国調査を実施した.さらに平成16年度には高齢者に対象を絞った全国調査を実施した.平成17年度はこれら二つの調査のデータ・クリーニングとデータ解析を中心に研究を進めた.研究代表者と研究分担者以外にも多数の研究協力者の参加を得て,全年齢層を対象とした研究班と高齢者に焦点を絞った研究班の二つを組織した.前者の班では,従来から分析を行ってきた階層,職業に加えて,新たに地域,Social Capital, Perceived Health Competence Scaleなどの観点からの分析を行った.また後者の班では,Social NetworkやSocial Supportの観点からの分析も行った.主として平成16年度と平成17年度におけるデータ解析の研究会活動の成果を科研費用の最終報告書としてまとめたが,今後もデータ解析を継続していく予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 修正版Perceived Health Competence Scale(PHCS)日本語版の信頼性と妥当性の検討2006

    • 著者名/発表者名
      戸ヶ里泰典
    • 雑誌名

      日本公衆衛生学会雑誌 53(1)

      ページ: 51-57

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi