研究課題/領域番号 |
14201024
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
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研究分担者 |
大津留 智恵子(北川 智恵子) 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
ジェイ クラパーキ 立命館大学, 国際関係学部, 講師
リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
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キーワード | 歴史都市 / 修復 / メモリアル事業 / 戦争記念碑 / 都市空間 / 歴史教育 / ベルリン / 市民参加 |
研究概要 |
(1)6月沖縄での終戦記念慰霊祭には、分担者全員で沖縄旧一中学校の式典に出席。著書『争点・沖縄戦の記憶』の執筆者である松永勝利氏(琉球新報記者)を囲んでの研究会を現地で開催。 (2)7月下旬にはベルリン市内在住、ドイツ教育史専門家アナグレット・エヘマンヘ氏、及び建築家でありドイツの戦争記念碑について研究しているステフニー・エンドリッヒ氏への聴き取り調査を実施。ベルリン市内に点在する戦争メモリアル、歴史博物館、そしてどのガイドブックにも掲載されていない最近注目を浴びている戦争記念碑の視察をエヘマン氏の案内で行い、映像資料を収集。研究代表の東はインターナショナル・スクールの社会科教員、及び欧州の歴史博物館所属教育部担当者対象の夏季集中セミナーに参加し・合宿しながら意見交換を行う。上記の視察・聴き取り調査の成果を分担者の共著で「ベルリン:歴史修復装置としての都市空間」『立命館大学産業社会論集』39巻3号(2003.12)にまとめ出版する。 (3)8月にはポーランド共和国、首都ワルシャワの北西部に位置するヨーロッパ最大規模のユダヤ人記念碑があるといわれているトレビンカ強制収容所跡地のメモリアルを視察。またユネスコ世界遺産として登録されている同国のアウシュビッツI,II,強制収容所を視察、映像資料を収集。後者では、同敷地内に建設されている各国の歴史博物館の調査に時間をついやす。この調査の結果、記念碑、メモリアル、歴史博物館の相違点をさらに明確にする必要があるため多くの関係資料(書籍)を購入。 (4)全員での研究会を4月、6月、10月、12月に開催し、それぞれの研究経過を報告する。
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